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【老後の海外移住】その方法は?

海外在留邦人は平成20年には100万人を越え、平成28年度では140万人に近づきました。この傾向をみると、令和を迎える頃には150万人に達しているかも知れません。

その内訳は長期滞在者と永住者に区別されますが、平成元年度ではほぼ半々だったものが

平成28年度の割合では長期滞在:永住者が2:1というになっています。

詳しい年齢構成までは把握できませが、少子高齢化が進む日本社会に照らし合わせると、ミドルエイジが占める割合も増加していると想像できます。

定年退職後(または早期退職して)のミドルエイにとっての海外移住について、10回シリーズで検証してみました。

彼らはどのような方法で海外移住(多くは長期滞在だと思いますが)を実現したのでしょうか。情報収集はどのようにしたのか。

その内容について調べてみました。

海外移住の情報収集は3タイプ

それは『旅行会社の商品を利用する』『専門機関を利用する』『自力で』の3タイプに大別できます。それぞれの内容を紹介します。

旅行会社の商品を利用する

退職者、退職予備軍をターゲットにした滞在型商品が多く出ています。

休暇を利用しての渡航とは違い、滞在期間に捉われないプログラムを組み合わせた内容になっています。

行程には観光地を巡ることも入っていますが、目的は観光ではなく学習であったり体験であったり。それは各社の商品名にも表れています。

近畿日本ツーリスト 『暮らすようにハワイで滞在』

http://www.knt.co.jp/cpn/report/kaigai/151221/index.html

 

ホテルではなくコンドミニアムなどに滞在して、現地気分を満喫でいるという内容になっています。食事なども自分たちで作ることもできるので、生活感のある滞在ができます。

同じような商品はJTBや日本旅行などでも用意されているので、それぞれのサイトをチェックする、または窓口でパンフレットを入手しましょう。

クラブツーリズムが提案している『プチ留学』は大人のための留学にポイントを絞ったメニューが特徴です。

https://www.club-t.com/special/abroad/study/

 

英語圏だけでなく、中国などのアジア圏で現地のコトバを学びながら文化に触れる、理解を深めるという内容になっています。

滞在先もホテルではなく寮になっていて、大人になってから学生気分が味わえる貴重な体験、短期間ですが留学になっています。

現地スタッフや旅行会社の管理も行き届いているので、海外の生活を実感する、体験するという情報収集に向いたプランだと思います。

専門機関を利用する

一般財団法人ロングステイ財団という組織があります。

ロングステイ=暮らすように旅するライフスタイル というテーマを掲げた機関で、海外・国内ともロングステイに関する様々な情報提供をしています。

公式サイトを開設(http://www.longstay.or.jp/)するほかに

  1. セミナーの開催
  2. 情報交換会の開催
  3. 機関紙の発行

を通じて事業の紹介をしています。

虎ノ門のオフィスでは相談にも応じてくれるようです。

セミナー受講後に詳細について確認したり、渡航方法、滞在方法などを聞いたりできます。直接相談が難しいようであれば、財団が認定する『ロングステイアドバイザー』を紹介してもらえるようです。

セミナーに参加し、情報交換し、相談する。ステップを踏みながら海外移住が現実化していいきます。

自力で情報収集

在職中に海外赴任を経験された方であれば、現地の友人・知人からの情報収集が可能です。より具体的な内容が理解できます。

定期的に訪れる渡航先があるという方も増えています。現地の友人知人がいると思います。中には現地で暮らす日本人もいるでしょう。

家族や兄弟、親戚がすでに海外で暮らしているという方も珍しくありません、もっとも心強い情報元です。特に苦労する点などが参考になります。

渡航手続きは正式に

実際に渡航、長期滞在となって注意したいのは『手続き』です。

具体的な内容は別に記述しますが、大切なことは『正式な手順』を踏むことです。渡航しようとする国によって異なり、書類が複雑、英語や現地語で記述されているなどということもあり、自分勝手な行動をしてはいけません。

現地知り合いがいるとか友人が代行してくれるという手合いには加担しないこと。

結果国外退去、強制送還、罰金など苦い思いだけが残ります。

まとめ

海外で暮らす方々のブログやSNSからの情報収集も可能ですが、楽しいことが多いようですが、それは一面にすぎません。

自分で納得できる情報を集め、実際に体験し、正式に手続きする。

横道からの方法は危険です。

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