定年退職後(または早期退職して)のミドルエイにとっての海外移住について、10回シリーズで検証しています。
情報収集とトライアル移住を重ね、リタイアメントビザの取得を目指す上で準備しておきたいことやモノについて整理しておきたいと思います。
具体的なリストアップは後述しまうが、その前に確認しておきたいのは取得に至るまでのスケジュールです。
申請してから取得するまでにかかる時間はどれぐらいか。
特にアジア圏へのビザ申請となると、予定通りには進まないと思ってください。それもお国柄なのだと割り切ることです。
また持っていくモノについてですが、基本的には現地調達を心掛けたいと思っています。しかし、これだけは準備したほうがいいというものに絞りました。
大切なのは、違う土地、違う国で、これまでとは違う生活する、生活を楽しむという事ではないかと思います。
旅という感覚から離れ、その国の方々といっしょに暮らすという気持ちを大切にしたいと思います。
リタイアメントビザ取得に必要なもの
資金
移住する国によって事情が異なりますが、預貯金など資産証明や月々の収入の金額を提出するようになっています。
または現地の銀行に預貯金を求める国もあります。その場合、口座開設などの手続きも必要です。
申請内容に基づき準備しておく必要があります。
他書類
パスポートや住民票など申請内容に基づき必要となります。
生活に必要なもの
住宅
ホテル住まいという選択もありますが、現地の生活に触れるのであればはじめはコンドミニアムなどを利用しながら、徐々に現地の方々と触れあえる距離に住みたいものです。
と言ってもセキュリティが整った環境が望ましいと恩います。
最近では日本人向けにコンドミニアムからアパート、一軒家まで不動産情報を提供するサービスがあります。
専用サイトも開設していて、日本語にも対応してしているので事前情報を得ることが出来ます。
注意したのは家賃の支払い方法です。年間一括前払いという物件や月ごとでも対応してくれるものなど。
またドル建てで表示している場合が多いので、為替相場のいいタイミングで払うようにsます。
生活費
アジア圏であれば、生活費は1/2程度で十分でしょう。
支払いはカード決済が便利です。キャッシュレスは日本より進んでいるようです。
現金が必要な時、日本のゆうちょ口座であれば現地金融機関のATM利用が可能です。利用限度はありますが、現地通貨に換算した額が引き出せます。
生活用品
首都や観光地には日本企業が運営するショッピングモールが出店しているので、便利になりました。しかし価格は高くなります。
現地スーパーで揃えたほうが安いだけでなく、現地気分が味わえます。
その他
国際免許
交通事情やマナーが良くないので運転はお勧めできませんが、パスポートのコピーと一緒に携帯しておくと安心です。
携帯電話
現地サービスのスマートフォンを準備しておきたいと思います。ご夫婦で持っておくと安心です。
ディスプレイは外国語表示です。使用方法などの事前レクチャ-が必要です。
その他準備しておきたいこと
健康診断
渡航前に済ませておきたいと思います。持病をお持ちであれば、そこは最重点です。そして歯科を忘れないでください。
虫歯の兆候があるなら完治させれてください。現地での歯痛ほど辛いものはありません。
国によってはリタイアメントビザ申請のさい、診断結果の添付を義務づけるところもある様です。
保険
海外での事故、また万が一の事態に応じた保険が必須です。事件性がなければ基本は自己責任が問われます。
緊急連絡先
現地駐在の旅行会社や航空会社など、保険会社と連携している機関があるはずです。準備、確認しておきましょう。
大使館・領事館
現地での安全で健全な生活を守ってくれる重要な機関です。連絡先・場所を確認するだけでなく親交をもっておくと安心です。
日本人会
現地の方と結婚したり、仕事で赴任したりと現地の事情に明るく、大使館以上に頼りになることがあります。連絡先だけでなく親交を深めておきましょう。
まとめ
リタイアメントビザの取得にかかる費用を含め、現地の居住費などの生活費、つまりお金を準備し、必要な書類を用意しておけば海外移住は可能です。
しかし、心地よく過す、安心して生活するには人間関係が求められます。現地に長く暮らす方々の経験談から学ぶことは多いと思います。
現地に染まる必要はありませんが、その土地らしい暮らしを謳歌する心構えが必要です。