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【老後の海外移住】向いている人とは

定年退職後(または早期退職して)のミドルエイジにとっての海外移住について、10回シリーズで検証しています。

今回は海外生活に向いている人、向いていない人という観点です。果たしてそうした基準はあるのでしょうか。

結論を言えば『No!』です。

向き不向きという判断は自分の基準であって、気持ちの持ちようで変わると思っています。

条件という点で言うなら、英語は話せないよりは話せるほうがいいでしょう。お金は持っていたほうが心配は少ないかも知れません。海外旅行の経験も多い方が気後れしないかも知れません。

しかし、その程度のコトだと思います。

ここで対象としたいのは、定年まで勤めあげ(早期退職でもイイですが)、子供達も独立して、夫婦(またはパートナー)との時間を有効に過ごそうというミドルエイジに属する方々。特別に海外との接点が濃い訳ではありません。

ですから、そうした方々でもこれまでとは違う過しかたをしてほしいと、応援する内容になっています。

言葉に壁はない

意思疎通、人に思いを伝えたいと思う時、雄弁である必要はないと思うのですが、いかがでしょう。

インバウンド支援が高まるなか多くの外国人が街に溢れています。

それは首都圏に限ったことでは無く、地方であっても珍しい光景ではありません。そして外国人観光客から声をかけらたこともあると思います。

彼らは、拙い日本語と分かりやすい英語、そして身振り手振りで自分たちのことを伝えようとしています。

そして私たちも、それを何とか理解しようとするはずです。時勢や発音の間違いがあっても、伝えたい気持ちと分かろうとする思いがあれば“壁”などないのです。

つまり言葉に壁があるのではなく、壁はココロにあるのです。

ココロの壁が低ければ、雄弁な言葉はいらない。英語である必要もありません。

拙くても現地の言葉で話したい、伝えたいという気持ちがあれば向き不向きはありません。

しかも現地の言葉は小さな子供たちでも話しているのですから、大人の私たちが体得できないはずはありません。

お金はアダになることも

海外ではチップを渡すことが常識・礼儀だと誤解されている方がいます。

確かに受けたサービスに対して感謝を表すことはチップの良さかも知れません。

花が新しくなっていたのでベッドメイクにチップを置いた、遅い時間にルームサービスを頼んだのでチップを渡した、タクシーのドライバーが陽気で楽しかったのでお釣りをチップ代わりに。

気持ちの交流がチップなのであって、制度ではないという事です。

なんだか分からないから、とりあえずチップでも渡しておけば丁寧に扱ってくれるだろう。確かにその通りかも知れませんが、それはお金に支えられたあやふやな上下関係でしかありません。期待に沿わないと“アダ”になることも。

感謝という気持ちで支えられた関係を築けるかそうか、向き不向きが試されます。

較べても仕方ない

その国に移住しようと思うなら、他の国や環境と比較しても意味がありません。浅い海外経験が多いだけで、その国を知ることにはならないからです。深く知ることに時間を使たったほうがいいと思います。

その国の言葉や文化を知り、いいところ残念なところも把握し、そして相手を受け入れ、受け入れてもらう気持ちが大切だと思います。

恋愛や結婚に似ています。向き不向きではなく、そこで長く過したいかどうかだけです。

多くの国を知っているかどうかは、あまり関係ありせん。

まとめ

向き不向きではなく、ココロの在り方なのだと、説教くさい内容になりました。友達になれるか、家族のように付き合えるかという観点でもイイかも知れません。

そう捉えると、向いている国や環境はあるのかも知れません。

食習慣がどうしても馴染まない、宗教観が強すぎる、または政情が不安定など、それらは向き不向きの基準になりそうです。

それを確認するためにもトライアル移住を経験する必要はあるのです。

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